***ペリドット***


ペリドット

【ペリドットについて】

8月の誕生石・夫婦の幸福・和合・信じる心・第4チャクラ

ペリドットはオリビンという鉱物の仲間で、黄緑から緑はフォルステライト、褐緑から黒いものはファヤライトと言い、通常は緑から黄緑のものをペリドットと呼びます。

ペリドットの和名はカンラン石で、ほの暗い照明の下で驚くほど高い輝きを発することから、イブニングエメラルドという異名があります。

美しい黄緑色の色因は、混入した微量のニッケルです。
色の悪いものは加熱処理して褐色味を取り除くことがありますが、本当に褐色のものは稀少です。

ペリドットは3500年以上も昔、エジプトの紅海のセント・ジョン島から発見され、当時はトパゾスと呼ばれていたといわれていますが、トパゾスはトパーズの名称の語源でもあります。

主な産出は、アメリカ(アリゾナ・ニューメキシコ・ハワイ州)、中国、ミャンマー、パキスタン、メキシコ、オーストラリア、ノルウェー、ブラジル、ケニヤ、フィンランド、ロシアなどたくさんの地域で採れ、日本でもみつかります。

古代エジプトでは、国家の象徴「太陽神」に見たて崇めたとされ、一説には、金と一緒にした物を護符にすると、夜の恐怖を取り除き、悪霊から身を守るといわれていたそうです。

現在は石言葉にあるような夫婦安泰の石として有名で、豊かな知恵と分別で和合を図り、夫婦おそろいで身に付けると、いつまでも円満でいられるといわれています。




【ペリドット作品のお取扱いについて】

光で退色する心配はありませんし、モース硬度(擦れに対する耐性)は6.5〜7で水晶とだいたい同じくらいで、気にする必要はあまりありません。

割れやすい方向があるので強くぶつけると割れることがあるのと、汗などのに長期間さらすと劣化することがあります。
高温や急激な温度変化は、どのように強靱なで石も苦手です。

お手入れに水や食器用中性洗剤が使用できますが、原液を付けたり、長時間浸けておくことはしないでください。
シルバー用の液体洗浄剤は使って良い石種を確認してください。

超音波洗浄は石が破損するおそれがありますので使用禁止です。また、いきなり冷たい水や熱いお湯に浸けることはしないで下さい。

洗った後は水分を良く吸い取り、風通しの良い日陰で良く乾かしてください。
純銀作品は変色を防ぐため乾燥後チャック袋に入れて保管をお薦めします。