【セレスタイトについて】
清浄、博愛、休息・第6と第7チャクラ
セレスタイトは天青石という和名を持つ石で、他にセレスタインと言われることがあります。
1781年にイタリアのシチリア島で発見され、ドイツの鉱物学者ウェルナーにより1798年にラテン語で天を意味するcoelestisから「天の石」Celestiteと名付けられました。
よく見かけるのは透明や半透明のガラスのような淡青色ですが、白や灰色、緑から赤色を帯びたものもあります。中には紫外線で蛍光するものもあるそうです。
産地はマダガスカルが有名で、イタリア、メキシコ、アメリカ、ナミビア、カナダ、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリア、ポーランド、日本では島根県鵜峠鉱山があります。
劈開性が完全という一定方向に割れやすい性質がありますので、衝撃によって割れます。またモース硬度も低いので引っ掻きにも弱い石で、取扱には注意が必要です。
ぶつけやすいブレスレットにされているのを見かけますが、身につけるときには十分ご注意下さい。
水に弱いという記述をよく見かけますが、結晶を取り出すために周りをセメントで固められた晶洞の原石を、一ヶ月くらい水に浸けておいたことがあります。
それでも単結晶がバラバラになることはなかったので、石と温度差のない水で手早く洗う程度なら問題は起きにくいと思います。
但し、原石は母岩が水に弱いことがありますので、単結晶やビーズやルースの場合と思って下さい。
【セレスタイト作品のお取り扱いについて】
衝撃で割れたり、高温や急激な温度変化で破損するおそれがあります。
ぶつけたり、硬いものや尖ったものと擦れたりしないようにして下さい。
太陽光などによる退色のおそれがあります。
日光が当たる窓際などに放置しないようにし、長期保管の場合は箱などに入れて遮光保管をお薦めします。
お手入れには、できるだけ石と温度差のない水を使用してください。
普段はサッと水にくぐらせて表面の塵やホコリを取り、すぐにティッシュなどで押さえるようにして水分を取って下さい。
酷く汚れたときは食器用中性洗剤を薄めたものを泡立てて、指の腹など柔らかいものでやさしく擦り、手早く洗い流してください。
シルバー用の洗浄剤や超音波洗浄は、石の劣化や破損のおそれがありますので使用禁止です。
洗った後は水分を良く吸い取り、日の当たらないところで乾かしてください。
純銀作品は変色を防ぐため乾燥後チャック袋に入れて保管をお薦めします。