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トパーズにはOH(水酸基)タイプとF(フッ素)タイプと呼ばれるものがあります。 Fタイプは褪色しやすく、OHタイプは褪色しにくいそうです。 色はさまざまで、一般的にはシナモン色、青色のトパーズがポピュラーですが、無色が大部分を占めていて、加熱や放射線処理などで色を出しているものが多数あります。 処理石というと聞こえが悪いのですが、トパーズの処理石は色安定が良く、退色しにくいものが多いようです。 名前の由来は、ギリシア語のTopazin(捜す)から派生したという説や、サンスクリット語を語源とする説があります。 《OHタイプ》退色しやすいOHタイプは、美しい色に処理されている方が多い石です。 特にブルーは退色しやすいようで、遮光していてもいつの間にか色が無くなっていることがあります。 そのためか、特に処理で色を出しているものが多く、目が覚めるような美しいブルーのロンドンブルートパーズはこのOHタイプの処理石の代表格でしょう。 《Fタイプ》高級なトパーズとして有名な、ブラジルのミナス・ジェライス州オーロプレトー付近だけで産出するインペリアルトパーズは、Fタイプのトパーズです。 黄色~オレンジと、ピンク~赤の2系統があり、これの中間のシェリーカラー(ブラウンを基調に赤やオレンジが混ざったような色)のものが上質とされます。 天然でこのようにカラフルなものがありますが、この中でもピンクには退色しやすいものもあり、加熱処理で色を安定させてあるものが多いようです。 【作品のお取り扱いについて】 未処理石は太陽光や紫外線で褪色するものがあります 日の当たる場所に放置しないでください。 長期保管の際は窓際などの明るい場所に置かず、なるべく遮光して保管してください。 お手入れに水や食器用中性洗剤が使用できますが、原液を付けたり、長時間浸けておくことはしないでください。 シルバー用の液体洗浄剤は使って良い石種を確認してください。 超音波洗浄は石が破損するおそれがありますので使用禁止です。 洗った後は水分を良く吸い取り、日の当たらないところで乾かしてください。 純銀作品は変色を防ぐため乾燥後チャック袋に入れて保管をお薦めします。 |