プレシャスオパール
【プレシャスオパール】
10月の誕生石・幸せを招く・愛・第4と第7チャクラ

オパールは水中で微小な珪酸球が沈殿し岩石の隙間などに密に堆積してできたものです。
和名は蛋白石。オパールという名称の語源は、サンスクリット語のupala(宝石)と言われています。

プレシャスオパールと言われる特殊効果の出るものと、コモンオパールという、特殊効果の出ないものに大別されます。

《プレシャスオパール》

オパールの特殊効果には遊色という角度によって様々な色が見え隠れするものや、オパレッセンスという揺らめく光が見えるものがあります。

メキシカンオパールに代表される透明度の高い、高温下で出来たマウンテンオパールと、オーストラリアオパールに代表される低温下で出来たサンドストーンオパールという、透明度の低いものに分類されます。

地色には乳白、橘、赤、黄、灰、緑、黒などがあり、透明から不透明、ガラス光沢や樹脂光沢、真珠光沢があります。

メキシカンオパールは遊色の変彩が著しいものが多いようです。
また、同じマウンテンオパールのファイヤオパールには、美しく揺らめくファイヤと呼ばれるオパレッセンスが見えます。

ライトオパールはオーストラリア産の地色が半透明の淡いクリーム色、乳白色、白灰色な
ど、明るい地色のオパールで、地色が暗いものはブラックオパールと言います。

ライトとブラックというのは、明確に区別する為の名称で、乳白色と白灰色のものはホワイトオパールと呼ばれることが多いようです。

珍しい種類では、水分によって遊色が表れたり消えたりするものがありますし、母岩の中にオパールがちりばめられたように入っているマトリックスオパールや母岩の中に層状に入っているボルダーオパール等もあり、とても種類が多く紹介しきれません。
興味を持たれましたら、是非検索などをしてご覧下さい。



【作品のお取り扱いについて】

オパール全体として衝撃に弱いので、硬いものにぶつけたり、落としたりしないように注意してください。

水分を多く含む一部のオパールは、脱水などによってひび割れる場合があります。
アクセサリーになっているものは、乾燥地帯でなければ気にする必要はあまりありませんが、急激な乾燥や直射日光、車内や窓際放置には注意した方が良いかもしれません。

お手入れに水が使用できます。
シルバー用の液体洗浄剤は使って良い石種を確認してください。

水分を吸う性質がありますので石鹸や洗剤は使用しない方が良いでしょう。また、超音波洗浄は石が破損しますので厳禁です。

洗った後は水分を良く吸い取り、日の当たらないところで乾かしてください。
純銀作品は変色を防ぐため乾燥後チャック袋に入れて保管をお薦めします。