***トルマリン***


トルマリン

【トルマリンについて】

希望・潔白・寛大・忍耐・チャクラは色による

トルマリンは種類も色も非常にバラエティに富んだ石です。
透明から不透明まものまでありガラス光沢で、インクルージョンやクラックが入っているものが多く、完全に透明なものはとても高価になります。

和名は電気石で、結晶が上端と下端で異なる異極晶というものになっており、加熱すると+と−に帯電することからこの名が付きました。

鉱物名ではエルバイト、ショール、ドラバイト、ユーバイト、リディコタイトなどがありますが、一般的には全てトルマリンと呼ばれ、頭に色の名前や地名が付いたものもあります。
全ての色は紹介しきれませんので、珍しいカラーを3つ紹介します。

《パライバトルマリン》

パライバトルマリンは、銅およびマンガンを含有する蛍光を帯びたブルーからグリーンの鮮やかなてりと色調を持つエルバイトに属するトルマリンです。
ブラジルのパライバ州産のものだけにこの名前が認められていましたが、既に枯渇したとの噂も囁かれ、他の地域で同種のものがみつかり、国際的にはこれらも含めてパライバトルマリンと称されるようになりました。不純物が多く入りやすく、サイズが1ctを超える美しいものは特に稀少です。
白魔堂では、稀少なパライバ州産だけを使用しています。

《バイカラートルマリン》

2つの色という意味で、一つの結晶中でピンクとグリーン、ピンクとブルーなどの2色が完全に別れて見えるものをこう呼びます。
他の石でもバイカラーはあります。

《ウォーターメロントルマリン》

バイカラーと似ていますが、周りと外側が違う色になったもので、スイカのように見えることからこの名で呼ばれます。
代表的なのは中央がピンクで周りがグリーンですが、他の色のものや多色のもの、周囲を完全に囲まれていないものでもこう呼ぶこともあります。



【トルマリン作品のお取り扱いについて】

天然色は光や薬品で退色や劣化はしにくい石ですが、衝撃で割れたり、高温や急激な温度変化で破損するおそれがあります。
また、処理で色を出しているものは、熱や光で退色することがあります。処理石かどうかわからないものが多いので、日の当たる場所に放置しないようにし、保管の際は遮光しておいた方が良いでしょう。

お手入れは食器用中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを泡立てて、指の腹など柔らかいものでやさしく擦り、洗ってください。
シルバー用の洗浄剤も使用できますが、使って良い石種を確認してください。
超音波洗浄は石の破損のおそれがありますので使用禁止です。

洗った後は水分を良く吸い取り、日陰で乾かしてください。
純銀作品は変色を防ぐため乾燥後チャック袋に入れて保管をお薦めします。